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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.21 )
- 日時: 2016/07/28 10:10
- 名前: 月無 (ID: M0NJoEak)
>>20
【鈴白 琥珀/東の国】
ふわりと、漂う空気に馴染みのない妖怪の気配が加わったので笑みを浮かべる。きっと北の国の長が来たのであろう、ずいぶんと遅い到着だ。
「くくっ、ほんまに遅かったなぁ。遅すぎて酒をもう1本開けるところやったわ。」
ゆったりと尻尾を揺らしながら、琥珀は現れた男__北の国の長、雪男の雨宮 氷雨に笑いかける。「とりあえず座りぃーや」と言って尻尾で階段をポンポンと叩けば、残っていた酒を飲み干して一息ついた。良い飲みっぷりであるが、これでも酔わないのだから不思議ななものだ。未だかつて彼女が酔ったところを見た妖怪は一人もおらず、酒飲み勝負なんて挑んだ日には相手が潰れるまで素面で飲み続ける。だからこそ彼女にそんな無謀な勝負を挑むものは居なくなったのだが、それは琥珀にとっては面白くない出来事の一つだ。
「ま、お前さんが遅くなるのは予想しとったし。退屈やっただけやから構わへんけどな。...というか、ちゃんとあての所に出向いたことが驚きやわ。それなりの一般常識はあるんやなぁ。」
かなり失礼なことを言っている自覚はあるのだろうか。ケラケラと笑って目を細めれば、「元気にしとったか?」と社交辞令のような言葉を投げかける。彼女にとって、自分を除く四天王の三人は庇護対象でもあった。もちろんそれは誰にも言っていないことだし、言った日には「巫山戯るな」と言われ戦闘になるのは目に見えている。
だからこそ心の中にしまい込んでいるのだが、こうやって久しぶりに顔を合わすとポロリと口から言葉が出てしまうのだ。歳というのは口も軽くするらしい。
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