二次なりきり掲示板

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.22 )
日時: 2016/07/28 11:06
名前: 双葉 (ID: y5Clm6mh)

>>18 >>19

 いえっ、玖妖ちゃんと絡めるのは嬉しい限りですよ…!
 設定の件了解致しました。遅筆野郎なのでお待たせしてしまうことが多々あると思いますが、お相手よろしくお願いします。

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 【九 清仁/東の国】

 普段の定位置、専ら自分の主であるところの妖狐の半歩後ろを付いて歩くことなく、九清仁は街中を当ても無く歩いていた。月に一度の交流会は今回我が東の国で行われるようで、中々北の国の長が来ないと早々に酒盛りを始めてしまった主に促されたのが半分、酒の匂いを嗅ぎたくなかったのが半分で今こうして街をぶらついている。交流、とはいっても自分は積極的に他人と関わる部類ではないのでこうも急に手持ち無沙汰になってしまうと困ってしまうのが正直なところ。急に入った休日の過ごし方に戸惑ってしまう系である。

 はあ、と小さくため息をつく。大柄な身体に威圧感たっぷりの風貌はただ道を歩くだけで人ごみが割れ、ちょっとした注目の的だ。しかし本人はそんなことを気にする様子もなく、仕事ではなく休日に頭を悩ませながら、どこかに暇をつぶせる店はあっただろうかと視線を泳がせていると見覚えがあるようなないような人物がぽつりと映る。よく見ると髪は白く、着物は白か青の寒色系。見ているだけで寒さを連想させるそのカラーリングに、清仁は確かに見覚えがあった。

 「えっと、確か北の国のところの……あめ、……? …あまぞら、さん?」

 しかし名前はうろ覚えであったらしく苗字を思い出すのにも暫くの時間を要した。ああ、そういえば交流会ならこの人も来ているのか、と一度忘れかけていた行事を思い起こし、そして再び思案する。お前もたまには他国の者と交流しろ、とのお言葉を清仁は律儀に命令として受け取っている。ではその命令通り他国の彼女に声をかけるべきだろうか。しかし……。
 中々考えが纏まらず、結果玖妖の方を、怖いと評判の三白眼でじっと睨みつけるように視線を送っていた。