二次なりきり掲示板

Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.23 )
日時: 2016/07/28 11:15
名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
参照: http://書き方考え中。

>>21

【雨宮氷雨/東の国】

「歩くのは遅くてな、早く着くことは無理なんだよ」

本当に遅かったと言われ堪に触るものも有ったが其は事実ゆえに反発する気はなかった。こちらに向かって相手は笑いかけてきたが其をみても表情は変わることなく仏頂面のままであった。笑い返せないと言うわけではないのだが、何故か人前に立つと表情は固くなってしまう。其れこそ氷雨が愛想が悪いと言われる要因でもあった。

「(どうせなら、もう一本開ければ良かったのに)」

取敢えずは座れと言われ言われた通りに階段に腰を下ろす。顔を見たらすぐ帰るつもりでいたのに何故か階段に腰を下ろしていた。まあ、少しなら付き合ってあげてもいいだろう。実のところ酒をもう一本開けてくれてても構わなかった。というか開けて欲しかった。彼女が酒で酔った所は見たことはないが、仮に開けていたとしたら必ず彼女はお酒を飲むだろう。つまりその間は会話をしなくてもよくなるのだ。そして運が良ければ帰ることも可能であると言うこと。我ながら最悪な考えだなと彼女の飲みっぷりを見ながらそう思った。でも周りは自分が愛想悪いことは承知しているだろうし今更この考えを改めようとは思わない。

「当たり前だ、其れくらいの一般常識は俺にでもある。元気かは其くらい見れば分かることだろ」

流石にイラッとしたのか相手に当たるように強く言う。果たして相手はかなり失礼な事を言っている自覚はあるのだろうか。確かに性格、口調ともに最悪だがこれでも一般的常識はある方だと思っている。そこら辺は俺でもきちんと気を使っているのだ。「あての所に出向いたことが驚きやわ」そう言われた時にまるで来ないとでも言われたような気分になったが実際そうしようとしたこともありその言葉には返答を返さず口を紡ぐ。折角相手から元気だったか聞かれたのにも関わらず相変わらずの冷たさで返答した。