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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.26 )
- 日時: 2016/07/28 12:35
- 名前: 柚雨 ◆nw8J50qVWg (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://書き方考え中。
>>25
【雨宮氷雨/東の国】
「嗚呼、…」
納得してくれたのか唯単に頷いているだけなのか其はよく分からないが、取敢えずは収まった事にほっとする。実のところは、交流会に行くのは余り乗り気ではなかった。その事についてどうしようかとうだうだ考えていたらかなりの時間が経っていた。そのため、到着する時間が大幅に遅れてしまったのだ。ゆらゆらと揺れる尻尾を時折見てはどういう原理で動いているのだろうと疑問に思うが其を聞けるほど仲は自分では良くないと思っているのでその疑問を押し込めて尻尾から視線をはずした。
「へえ、隠す奴も居るんだな。隠したところでなんの利益になるのやら」
「隠す」その言葉を聞いた瞬間思わずビクッと体を揺らしそうになった。今正に現在俺は彼女に隠していることがある。彼女にはその気はないだろうがまるで見透かされている見たいで嫌だった。途端にこの場所に居るのが居心地悪くなって早く抜け出したいとさえ思えてきた。言葉では隠せるもののやはり行動には出てしまいかねない。其れに繊細な注意を払いながらまた口を開いた彼女の言葉に耳を傾けた。
「有り難う御座います、そう言って頂けると嬉しい限りです」
まさか直接俺に工芸品のこと事について言われるとは思わなかった。其れには流石に吃驚したし開いた口が塞がらなかった。そして成りより珍しいとも思った。今までに彼女から直接感想を聞くことなど思い出す限りはないはずだ。でも、やはり誰かしらに誉められて悪い気はしない。寧ろ嬉しい気分になる。久しぶりだ、こんな誉められて嬉しい気分になったのは。誉められたことを早く誰かに伝えたくてその嬉しさを示すかの様にぱたぱたと足を動かした。
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