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>>30

【雨空 玖妖/東の国】


「あぁ、いえ。そういう訳では無いです。...気分を害したのなら申し訳ございません、何故こういう性格ですので。見逃してもらえると幸いでございます。」

ただ淡々と、決まり文句のようにそんな事を言って頭を下げた。ここで荒事になるのは面倒である、主様に迷惑をかけるのは絶対に嫌だ。それならば頭を下げて、思ってもないことを言う方が良い。
もう話すことはありませんと、そう言いたげな目で清仁の三白眼をじっと見つめる。空が曇ってきたし、早めにここを離れた方が良いかもしれない。せっかくの交流会が私のせいで中止になるのは申し訳ないし。

「鈴白様は、いつもの場所に？」

ふと、思い出したことを尋ねれば小さく首を傾げる。もしも主様と会っているのなら、今頃は口喧嘩でもしているのだろうか。いや、もしかしたら酒を飲み交わしているのかもしれない。鈴白様の思考回路は読みにくいから、未だにその行動の意味がわからない時がある。いや、自分の主ではないのだからわからないのは当然なのかもしれない。

青いリボンをゆらゆらと揺らしながら、着物の袖で口元を隠してクシャミを一つ。寒いという訳では無いが、慣れないところに来ると体温変化ができなくて少し調子が悪くなる。仕事に支障は来さない程度であるため誰にも言ってはいないが。

>>31
【キャラ用紙、目を通させて頂きましたところ、少々修正してもらいたい点がございます。

猫又と九尾のハーフと言うことですが、なるべくなら両親は両方とも猫又設定にしてもらえると嬉しいです。お伝えしておらず申し訳ありません。

それ以外に不備はありませんので、その点を直していだければキャラ用紙登録と致します。】