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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】四つの国と妖怪達【募集中】 ( No.69 )
- 日時: 2016/08/02 22:28
- 名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
- 参照: http://いえいえ、大丈夫ですよ。柚雨様のペースで御返信下さいませ。
>>68
【鈴白 琥珀】
「口に出さにゃ、伝わらんこともあるんじゃぞ?特にお前さんのような奴はなぁ、少しでも笑えば通じる所もあるのかもしれんが...。」
思うだけでは伝わらず、のちのち手遅れになってしまうこともある。過去の自分だって例外ではなく、伝えることが出来なかったから何百年たった今でも後悔しているのだ。あの時の思いが、感情が、鎖となって自分を繋ぎ止めている。それを外す術は今になってもわからない、忘れてしまえば良いのだろうが生憎自分にそれはできないのである。
「おぉ、お前さんからツッコミがくるとは。今日は良い日やのぅ。」
まさかツッコまれるとは思っていなかったため、パタパタと上機嫌に尻尾を揺らせば身体も同じように揺らし始めた。
久しぶりに氷雨とこんなにも会話をしたかもしれない。普段は顔を合わせて挨拶をすればそれで終わりで、世間話をしたりすることなんて数えるほどしかなかったのである。だから今の状況はすごく新鮮で興味深いし、少し懐かしい気持ちにさせてくれるのだ。
似ていると、そう思ったのはどれくらい前の事だったろうか。初めて氷雨と話をした時かもしれないし、もしかしたら会った時には心のどこかで思っていたのかもしれない。自分の遠い昔の想い人に、名前をくれた大切な人に、氷雨は何処か似ていたのである。彼は雪男ではなく烏天狗だったし、性格も少しカッコつけで痛いやつだった。それでも似ていると思ったのは何でだったろうか、思い出そうとすれば思い出せないのだから困りものだ。
「そやろ?とはいえ、あての酒飲みに付きおうてくれる友人なんておらへんし。1人寂しく飲むしかないんよなぁ。」
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