二次なりきり掲示板

Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.136 )
日時: 2016/08/15 17:01
名前: 二毛猫桜 (ID: G.M/JC7u)
参照: http://キャラクター使いまわし野郎

>>125

【帝狩筝鍵】

「まあ、別にオレは気にはしねぇがな。大人にそういうこと言うくらいならこんな感じの注意で済むだろうが、サーカスの中には子供もいるんだ。興味本位もいいが、お姉ちゃんが子供を苛める様な真似はすんなよ」
 しおらしい反応を見せた彼女に窘めるように、まるでサーカス内で子供たちに対するように随分と優しい言葉にして返す。
 経験からか直感からか彼女の対応は本物であるようには感じられないが、そう言った水面下のたくらみも別として、筝鍵は彼女で遊ぼうとは思ったが苛めてやろうとは思ってはいない。ただ、一般人だと主張する彼女に少々の苛立ちを感じたのは事実だろう。人を騙すことが本業である狐が、騙されるのは嫌いだなどと随分な身勝手ではあるが。
 そういった内心の都合もあってか彼女に悪戯を仕掛けたつもりだったが、案外スイッチを余計に押してしまったらしい。勢い良く立ち上がった彼女は筝鍵を睨むようにしており、それが一瞬月明かりに照らされて筝鍵にも見えた。
「おおっと、わりぃわりぃ。怒らせるつもりはなかった。悪気は……有るか無いかは微妙なところだが、どうも今のお嬢ちゃんの態度がオレの地雷でさぁ。変に意地悪したのは謝る。オレがサーカス団の一員だって濁したのも認めるよ。威嚇しないで座って話そうぜ? あるいはこれからどっかに飲みにでも……あれ、お嬢ちゃん今御幾つ?」
 どうも怒らせたようだと考え、弁明するように彼女を落ちつけようとする。ついでにもう公開情報のようにはなっているが改めてサーカス団員であることを認め、更に流れるように酒を飲みたいとの願望を思い出し……と、そこで彼女について何も知らないという今更の事実に至る。
 無論真夜中に路地の外れで出会っただけなのだから知るはずもない。だが彼女はおそらく筝鍵がサーカス団の人間であると考えたからこんなあ不審な人物に話しかけたわけで、それをたった今筝鍵も認めたわけである。だが筝鍵は彼女については何も知らなくて、少々不公平だと思いもして、
 それからなぜだか、彼女ともう少し話してみたいとも思った。
「あー、お嬢ちゃん腹減ってない? おいしい居酒屋教えてくれたらおごったるよ」
 我ながら不審者極まると心の底から思う。というより自覚する。
 せめて居酒屋の場所だけでも教えてくれたら、後日一人でこっそり行こうと思った。



【長文すみません。寝起きの頭で打っていたら文字数が馬鹿な事になっていました。
返信遅れてすみません】