二次なりきり掲示板

Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.137 )
日時: 2016/08/15 22:29
名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)

>>135

【アネル=ハーバルト】

「人間は自分が思っている以上に脆いのに、よくもまあそんな事を思うことが出来ますね。此処から消えてしまうなんて一瞬なのに。」

人間は弱い、そういう概念はいつになっても外れないものである。脆くて、儚くていつの間にか姿を消してしまう。目の前に立っている主だって例外ではない。いつかは必ず自分の前から居なくなってしまう。そう何時までもいき長らえれる悪魔である自分とは異なるのだ。彼女の言葉に何か突き動かされた様な感じはしたものの其が何かは分からない。彼女に視線を合わせ一瞬悲しそうな笑みを仄かに浮かべれば空に悠々と浮かぶ月をを仰いだ。

「嗚呼、そうでしたね。ついついうっかり忘れていました。そうですか、なら仕方が無いですね。私が彼女の元に行きますか。まあ、面倒ごとは避けたいところですが致し方ありません」

何時もの調子を戻したのか、そうボソリと呟けばニコッと笑った。はて、どうするべきか。再び思考を巡らせよいアイディアがないか考え始める。今何処にいるか彼女に聞いて直ぐに探してもいいのだが、今更其はめんどくさい。かといって此のまま放置しておくわけにもいかない。成るべく早く対処したい所であった。でも、今は主といるしこの数少ない時間を大切にしたいのもまた事実。


「(また、あいつは時間がある時に俺が自分で見つければいいか。多分簡単に見つかるだろうし、主に手間をかけさせるわけにもいかない)」

そう自己簡潔させれば自ら思考をたちきった。

「必ず、守りますよ。主なら自分でやるというと思っていましたがこの回答は予想外です。子供扱いしたつもりは無いですがね。まあ、主は子供ですよ。自分から見れば。良いじゃないですか、撫でられるのお嫌いですか?」

確かに、人間の年では大人であろうが100年以上生きている自分にとっては充分子供であった。これ以上この話題で彼女をからかうつもりはないが、一つ一つの行動が面白くてついついからかってしまうのもアネルの悪い癖である。相変わらず頭を撫でる手は止まることを知らずなで続ける。そして「あ、もしかして拗ねましたか」なんてお調子よくいえば相手の顔を覗き見た。