二次なりきり掲示板

Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.139 )
日時: 2016/08/15 22:29
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>137

【逢沢 李緒】


「はは、あまりそう言うな。人間だって一生懸命なんだよ...うん、多分そうなんだと思うぞ。おかげでこっちは迷惑かけられまくって、ちょっーとイラついてるけどな。まぁ、それを踏まえて副団長には俺から言っとくよ。お前が無闇に接触すると疑われる可能性も高いし、そのへんは任せときな。」

あぁ、悲しそうな笑みは見たくない。いつも通りに飄々と笑っていてくれれば、自分はそれでいいのだ。 大切に思っていた人は皆死んでしまったから、全員自分を置いて何処かへ消えてしまったから。側で笑っていてくれさえすれば、それ以上の事は望まない。 そんな身勝手なことを思いながらスラスラとそう言えば、安心させるように笑みを見せた。無闇な接触は仇となる、警戒心の薄い自分が近づくのが妥当であろう。


月を仰ぐアネルの姿を見れば胸がざわついて、やはり不安になるのだと1人で自嘲気味た笑みを浮かべた。いつかは死に別れる相手であるのに、自分の前に来たのも突然だったのに、何を今更怖がっているのだろうか。何となくで手を伸ばし、アネルの頬を撫でれば目を細める。「無理はするな」の一言が、女の子の自分では言えなくなってしまう。羞恥心が邪魔をするのはいつものこと、皆の求めた李緒に慣れすぎて本当の自分を出すのに酷く臆病になってしまっていた。


「別に良いじゃない。私だって女の子だもの、守られたいと思ったりもするわよ。
後、撫でられるのは別に嫌いじゃないわ。ただ単に、この歳にもなってコレは恥ずかしいと思うだけよ...っ!」


早口でまくし立てるようにそう言えば、久しぶりに出した女の子の部分が恥ずかしすぎて目尻に涙を浮かべる。ジッと、睨むようにアネルを見つめるがそれに怖さはなかった。 何時もならば怖いのだろうが、今の彼女がこんな顔をしたって子供でも恐がらないであろう。

「(あぁもうっ!アネルと居ると調子が狂うわ...!私は子供じゃないわよっ!)」

「別に拗ねてない!」というが、確実に拗ねているであろう。李緒は子供扱いや女の子扱いを極端に嫌う。いや、嫌うというよりはどうすればいいか分からなくなるのだ。甘やかされたりせずに育ってきた人生、今更されても反応に困ってしまう。何よりも恥ずかしいし、胸のあたりがポカポカして頭の中がグチャグチャになる。