二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.140 )
- 日時: 2016/08/15 23:40
- 名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)
- 参照: http://久しぶりにこんなに長く書いた気がする。自分自身書けるなんて思わなかったから少し嬉しかったりする。
>>139
【ついつい返答を考えるのが楽しくなって無駄にダラダラと書いてしまいましたが、もしかしたら読みにくい所があるかもしれません。長文失礼致しました】
【アネル=ハーバルト】
「けして人間を馬鹿にしているわけでは有りません。ですが、その余りにも短すぎる生涯を思うと少しは同情してしまうものなのですよ。いくら、相手が自分の敵であろうと、人間ならなおさらのことです」
人間になりたいとは思ったことはないが、でもやはり生涯が永遠に続くというのも中々退屈でもある。いつかは終わる人生か有るからこそ、人間は一生懸命頑張り輝き全うするものかもしれない。ならば、悪魔兼化物である自分は何を糧に頑張ればいいのだろうか。いつ終わるか分からない人生に身を委ね終わりを待つ。そうしている間にもいつの間にか周りは居なくなってしまう。そう思うと、いくら悪魔である自分でも悲しくなったり寂しくなったりするものなのだ。その点ではやはり主と同じように人間が良かった、と思ってしまう気持ちも勿論ある。でも、自分が悪魔であったから主と契約でき今共にいることが出来る時間があるのだ。この時間こそアネルにとっては大事な時間であり、なくなってほしくないものであった。
いつの間にか大きくなりつつある気持ちに蓋をしてアネルは気づかないふりをする。
「(嗚呼、でもいつか自分がもし離れるときが来たならばこの気持ち言わせてくださいね。)」
そう心のなかで彼女に問いかける様に呟けば目を瞑りゆっくりと息を吐く。目を開けたらいつも通りの彼女が目に移りほっとした。いきなり手を添えられて、何かの気まぐれかなどと思ってしまったものの嫌ではないらしく手を払うことはしなかった。逆に此方からも手を伸ばし相手の頬を横に軽く引っ張った。
「いいのですか?主の手を煩わせるほどの事は成るべくはしたくないのですが。まあ、そうですが。先程恐れ多くて出来やしないと仰有られていましたが本当に大丈夫なんですかね?心配ですね、やはり僕もついていった方が宜しいでしょうか?」
突然ニヤニヤとしだしからかっているのか、心配しているのか分からない状態へと変化する。彼女の事を気遣ってかはたまたからかうために言ったのかは定かでは無いものの、少しは前者が混ざっているで有ろうことは読み取れるほどだった。普段のアネルからは考えられないが少し暗くなってしまった雰囲気を戻そうとして起こした行動でもあった。
「あ、そうでした。主、女の子でしたね。俺とか男口調で話されるものですからついつい忘れがちになってしまうものなんですよね。そりゃあ、守られることに少しは憧れを抱きますよね。撫でられるのはお嫌いじゃないと、覚えておきますね。まあまあ、誰も見ていませんし大丈夫ですよ。主でも恥ずかしいと思うときがあるのですか。」
案外、ではなくかなり主である立場の彼女に失礼な事を連発するが、彼はどうやら悪気はないようだ。唯単に思っていることをズバズバと言ってのけているだけのようで相変わらずのお調子者である。だか、こんなに軽く口を叩ける人はアネルにとっても少ない。普段は全く逆と言って良いほど冷めたような態度をとるのだ。だからこそ主である彼女は自分にとっては拠り所となり気が休める相手でもあった。
「何か、泣きそうなことでもあるのですか?目尻に涙が浮かんでますけど。いやいや、拗ねてますよ。あははっ、これは楽しい、愉快だ」
ついに塞き止めていた感情が限界を突破したようでくの字を書くように腰を折り曲げながら笑う。彼女を心配するつもりがついついその行動が以外で予想だにしない行動だったこともありアネルにとっては可笑しくて仕方がなかった。くくく、と喉を鳴らせば彼女へと視線を向けた。
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