二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.143 )
- 日時: 2016/08/18 01:23
- 名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)
>>141
【そう言って頂けるとすごく嬉しいです。自分自身長文書くの下手なのでおかしい部分とか絡みにくい部分もあるかと思います。そこを成るべく改善出来るように頑張りますので引き続き絡んで貰えたら嬉しいです。】
【アネル=ハーバルト】
「まあ、ほんの少しですよ?ほんのちょびっとだけです。実際には哀れみからきていると解釈しますが。そうそう、人間を心配する輩などいないでしょうけど。やっぱり悪魔が人間に同情することは可笑しいですかね?」
前の自分なら人間に同情するなどあり得なかった。と言うか、まずその以前にその様な気持ちにすらならなかったであろう。悪魔と人間は余りにも違い過ぎるのだ。無論悪魔は仲間同士で同情何てしないのだ。其がいつしか自分の中では当たり前になっていてそう言うものだと思っていた。だが、どうやら人間は違うらしい。其をやっと知ったばかりである。
だから、前よりか幾分は人間を心配する気持ちだとか人間に同情する気持ちとかはあると思う。でも、此に慣れてはいけない。慣れてしまうといざというときに感覚が、感情が鈍ってしまうのだ。其が今の時代は命取り。でも、ほんの少しだけその感情に浸る事を許してほしい。人間がいつどんな事を思い、どんな気持ちになるのか其を知りたいのだ。
「やめませんよ、だってこんなにも面白い事なんてないじゃないですか。少し、我慢してください。いえいえ、けして主を見くびっている訳ではありませんよ唯楽しいからという理由でやっているだけです。へぇ、先ほどはそうは見えませんでしたけど。まあ主ですもんね、今更何を言われようとも何とも思いませんよね。副団長さんとあまり話されないんですか?大丈夫ですよきっと、其所まで頭の何とも思っていませんって。根拠はないですけどね。痛いですよ、主」
むすっと頬を膨らませる彼女が可愛くて、顔から手を離せばポンポンと癖で頭を撫でる。すると突然仕返しとばかりに先程の自分と同様に頬を軽く引っ張ってくる。その後どうやら拗ねてしまったのか顔を背けてしまった。此は、どうしたものかと頭を悩ませつつも言葉を掛けようにも中々かけられなかった。成るべくなら火に油を注ぐような事だけはしたくはない。喧嘩して別れるなんて一番嫌だったから。そのまま何かを言うこともなくアネルは口を閉じた。
「あはは、御免御免。ついうっかりですよ。口が滑ったと言うか思ったことが口に出たと言うか。———ってな、な何やってんですか主!!」
悪そうに有るのか悪ないのか分からないような態度を取ればいつも以上にヘラヘラと笑っていた。この言い合いがアネルにとっては楽しくて、嬉しくもあった。だから、いつも以上に笑みが溢れた。
さあ、次はどうやって彼女をからかおうかとそう思っているとき相手のまさかの行動にフリーズする。
そして、立ち直ったかと思えば一瞬にして白い肌が赤く染まった。其は林檎のようでいくら周りが暗くても赤く染まったのが見えるほどだった。ぎこちなく体を動かせば一瞬にして彼女との距離をとる。
「(な、何なんだ今の。てか、不意打ちは良くない。心臓に悪い)」
手で顔を覆い隠す様にして顔を上げれば手の隙間からまるで獲物を監察するがごとく彼女の様子を伺った。そして口を開き叫びにも似た声が響き渡った。
「主の、馬鹿。いきなり何て事をするんですか。いちいち心臓に悪いんですよ。此方の気持ちも考えて下さいよ。少し期待しちゃうじゃないですか」
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