二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.144 )
- 日時: 2016/08/18 01:39
- 名前: 咲来 ◆hjAE94JkIU (ID: EkFUTbCM)
>>142
【羽根晴】
「やっぱり、煽っているじゃないですか。そのせいで今もイライラしっぱなし何ですよ。さっきから聞いてれば、貴方の言動は私の癪にさわるんです。確かに見れば分かる、その通りですよ。でも間違ったら間違ったで面倒ですし念のための確認も兼ねているんですよ」
塚に掛ける力を抜くことはなくその姿勢のまま相手を見つめた。ガチガチと時折音が静かな街に響き渡るが、其処のところは自制心で何とか押さえているようで剣をいきなり抜くような動作は見受けられない。そもそも彼女は、嗚呼は言ったものの最初から彼の相手などするつもりはなかったのだ。所詮脅しというものである。流石に剣を持たない相手など斬る必要はない。其処のところは警察官の副団長として心構えているつもりでは有るのだが、先程から癪に触りまくりの彼になら思わず気が緩んだ瞬間に斬ってしまいそうだ。
「は、わざわざ心配してあげたのに此の厚意も貴方にとっては無駄と言うわけですね。分かりました、もう心配などしませんよ。勝手にしてください。へえ、そうなんですかじゃあ遠慮なく情報を流させていただきます。痛くも痒くもないんですよね、なら問題ないですね。では、貴方ではなく実行犯が他に居るんですね。まあ、大体の予想はつきますけど。」
心配すんな、と軽く相手に言われただけなのに何故か晴はその返答を曲げて考えていた。まるで、お前に心配される筋合いはないと言われてるようで逆に胸がムカムカとした。それ故に今のは自分の勘違いであるにも関わらず相手に強く当たりイライラを吐き出すようにブツブツと喋る。
は、と馬鹿にしたように笑えばもうこの下らない話をする必要はないと告げるようにくるりと綺麗にその場で回れば相手に背を向けた。
「はあ?誰が寂しい人だ。もう一回言ってみろ。言った瞬間此の剣で刺してやる。此は、冗談じゃねぇーからな」
相手の言葉にピクリと肩を揺らした後一時停止するかのように動作が止まる。その数秒後意識が戻ったのか自分の頭を撫でる手を強く払いのければ、腰に下がっている剣を瞬時に抜き相手の喉元に剣を当てた。どうやら先程言われた内容は彼女にとっては地雷であったようで不機嫌なオーラを周りに撒き散らした。その動作を行った瞬間顔を隠していたフードが外れ今度こそはっきりと顔が垣間見れる。
ギラギラと輝く瞳には曇り一つなくて自分の言っている事は嘘じゃないと相手に主張しているようだった。
「仲良くなる、私が警察官と分かった今でも貴方はそう言えますか?仲良くなったとしても貴方にとっては良いことなど一つもないですよ。利益にならないのなら仲良くならない方がいい。それが、普通でしょ?相手が敵なら尚更のこと。それとついでに酌の仕方でしたら身に付いていますよ?」
はあ、と少し息を吐けば少し冷静になったのか何時もの口調に戻り話を進める。何のために目の前の男は仲良くなりたいと申し出るのか。情報を手に入れるためか、其とも本当に仲良くなりたいのか。その本心は彼にしか分からない。其所まで頭のなかで整理した所で晴はバッサリと考えることを止めた。
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