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二次なりきり掲示板
- Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.45 )
- 日時: 2016/07/31 00:14
- 名前: 二毛猫桜 (ID: hd6VT0IS)
- 参照: http://元猫
【帝狩箏鍵】
観客が帰る出口とは別の飾り気のないアーチの下で、箏鍵は所在無さ気に腕を組んでなんとも言えない顔をしていた。演目の終わったサーカス団内で団員が後片付けをしている騒がしさの中彼はその体制のまま動こうとはしない。そんな事をしているひまはないとばかりに、今現在買い出しに行っているはずのアルファルドの帰りを待っていた。
勿論彼女に出迎えてくれと頼まれたわけではなく、かと言って誰かが箏鍵をこの場所に配置したわけでもない。彼は極個人的な理由から、と言うよりは役職的な失敗から、この場所に居心地悪くも小一時間ほど立っているのだった。用件はただ一言。『薬がない』である。
医務室にある薬は、団員が認識している以上に日々の消費が激しい。今回もその例に漏れず湿布等々の備品が足りないのだが、毎度買い物当番が買い物をする際頼んでいる薬の補充を今回は頼み忘れたのだ。
「あー……覚えてっかなあ、アルファ。一応昨日ちらっとその話はしたけど、ちゃんと頼んだわけでもねえしなぁ。……ああぁぁぁぁ……くっそ。外歩くの好きじゃないのに」
腕を組んだままアーチに身を預けてため息を吐く。このままでは自分で買いに行かねばならない未来しかない事を、自分が忘れていた失敗を棚に上げて盛大に恨んでいた。
【すみません、アルファルドさんのほうが絡みやすかったんでこうなってしまいました。よろしくお願いします】
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