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>>87

【是非、お願い致します。此方から絡み文投下しますね。もし、絡みにくければ言ってください。】

【羽根晴】

絶対怪しいそう思いながら警察官の副団長である羽根晴は恨めしそうにサーカスのテントを外から眺めていた。今私はサーカスのテントがたっている場所から丁度数メート離れた場所に身を隠している。何故こんなことをしているのかというと私は今、半年前の事件を追っている最中である。その事もあり今日も私はサーカスを訪れていた。観客としてではなく調査をするために。

「誰も出てくる気配は無し…と」

側にあった壁に体を預け深い溜め息を一つ溢す。今日もダメなのだろうか。そう思って再び顔を出すがサーカス団の団員が姿を表す気配すら見受けられない。怪しいと思って毎日の様に張り付いて観察してみるものの確信とも取れる証拠すら浮かび上がって来ないのだ。これでは犯人とは断定することが出来ない。もう少しであるはずなのに其れすら手に届かないという焦りとイライラでむしゃくしゃする。

「もう、何なのよ。証拠さえ掴めれば確実にこちらのものなのに。何でその証拠すら出てこないの」

ドンドンと手で壁を殴り付ける。途中手から血が出ていることに気がついたが其よりも怒りの方が勝り叩きつける手を止めることはできなかった。