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- Re: 【中文】不思議なサーカス団【募集中】 ( No.92 )
- 日時: 2016/07/31 21:51
- 名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)
>>90
【アルファルド=テティス】
「おねーさん、そんな所で何してるの?」
ニコリとした笑みを浮かべながら、アルファルドは気配もなく晴に近づきそう話しかけた。晩御飯の準備が終わった後、他の仕事を片付けて団員たちを呼びに来る途中、壁を殴りつける晴を見つけて声をかけたのだ。
「手、血が出てるの。無闇に物を殴ったりするからなの。」
腰に手を当て、仕方ないというようにそう説教じみた言葉を紡ぐ。彼女からすれば人間なんて、どれだけ年寄りでも子供のようなものだった。生きている年月が違うのだから、そう思ってしまっても無理はない。
目線を合わせて首を傾げれば、「サーカスに用なの?」と聞いてテントの方を指指した。顔は何度か見ていたため覚えているし、先ほどぼやいていた言葉からするに警察官であろう。となればやるべき事は一つ、団長たちが動きやすいようにその疑いを少しでも軽くするだけ。
「もしそうなら、私が話を聞くの。」
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