春歌「いたた……」なにも無いところで転んでしまい、ゆっくりと立ち上がる。ズキズキと痛みを感じて膝を見ると、血が滲んでいた。(ああ、僕はなんてドジなんだろ……)そう思いながら、手や服についた砂を払う。「……?」ふと声が聞こえたような気がして、なんとなく上を見上げる。
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