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月無様
>>28

長月「希望が見いだせない？ そんなの俺のしったことじゃないな。が、お前が美味くなる為に、努力するってんなら、少しは待ってやるよ」

そう言い、女の腕を引く。

「取り敢えず、その濡れた体をどうにかしろ。低体温なのも不味い理由の一つだからな」

これは経験談だ。
生物の血は、体温が高く、感情が高ぶっている瞬間ほど、紅く美味い。


俊也様
>>29

長月「謝って済むと思うな……っ」

言いかけたところを、布で遮られる。

「……おい、お前、今の今まで襲われそうになってた癖に、よく俺に触れる気になったな」

こんな傷くらい、ほっておけばすぐ治る。
が、もっと早く治す方法もある。

「悪いと思ってんなら、血を提供しろ。そうすれば殺さないでいてやるよ」


花子様
>>30

めんどくさい、そう思った直後に話し掛けられた。

文月「何って、見て分かんないの？」

誰がどう見たって、僕が食事してるんだって通じると思ったんだけど。
やっぱり子供だから、理解出来なかったのかな？

「あ、他の人間に言われると困るんだよね。だから口止め料代わりに——」

よいしょと、食料の山から降りて近づき。

「あんたの血もちょうだい」