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月無様
>>32

長月「襲おうとした奴を家に入れるのか？ まぁ、お前のせいで冷えたし、行ってもいいがな」

文句を言いつつも、興味はある。
人間の住む家なんか、これまで入った経験が無いからな。


俊也様
>>33

長月「それじゃ、遠慮なくと言いたいところだが……さっきまでの威勢はどうした？ 暗くされると血が不味くなるだろうが」

人間の味は、そいつの精神状態に大きく関係する。
だから、変に諦められても、不味くなるのが問題だった。


花子様
>>34

文月「後始末？ そんなの僕には関係ない。それに飲んでいいって、言ったくせに、座れとか意味分かんない。僕、待たされるのって大嫌いなんだよね」

何となく、この子供は苦手だと思った。
妙に口うるさいのが、天界の奴にそっくりだし。

それに——

「話しすぎて、お腹すいてきたし。別にあんた以外を襲ったっていい……向こうには、まだ沢山いるっぽいし」

視線の先には、煌びやかな衣装を着て、音に合わせて踊る人間が複数いた。