月無様>>22圭史「ああ」 それを最後に、気配が遠のくのが分かる。 となれば、後は報告を待つだけだが——「何か胸騒ぎがするな……まさか、緊張してるのか?」 分からない、が一度命じた以上もう後には引けないのだ。「霧、任せたぞ」 いつぶりになるか分からないほど、久しぶりに信を置く者の名を口にし、この日は床についた。
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