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二次なりきり掲示板
- Re: 『指名制』神様との契り『募集中』 ( No.41 )
- 日時: 2016/10/09 02:18
- 名前: 燐曇 ◆qPaH7fagTg (ID: KDl0fyQj)
- 参照: オナカイタイ(
>>37
杏「そうね、正式に働きだしたら休みなんて取ってられなくなるだろうし……」
あはは、と相手につられるかのようにして苦笑を漏らせば、再びアイスティーを口にする。どことなくぬるくなってしまった気がしたが、将来の事を思えばそんな些細な事は気にならない。むしろ気にしていられない。しかしあまり考えたくない事だったためか、それを見たくないとでも言うかのように彼女はストローをくわえたまま、少しの合間だけ目を閉じる。
「……ちょ、いた、痛い!」
途端、頭を強く撫でられ、杏は驚いたように思いっきり目を見開いては反射的に相手の手を払いのけるような行動を取る。しかし相手に悪意が無い事が分かっているため、それは一度だけに終わり、後は好きにさせようと「もう、」と呆れたように笑っては、大人しく手を下げた。
「つまらせるなって聞いておきながら、つまらせるような真似しないでよね。ビックリしたじゃない……というか、別にサンドイッチが逃げると思って食べてたわけじゃないわよ!」
冗談を言うかのように、そしていつものように相手の発言に対してツッコみながらも、相手が自分ほどの、自分に対する思いを持っていないかのような発言に、内心では少しだけ気抜けしていた。
否、これは自分勝手だ。自分が勝手に好意を抱いているだけなのだから、相手の言動に一喜一憂するのはおかしいと言っても過言ではない。
「(そうよね、帝さんにとってはきっと大学の友人ってだけだろうし……)」
そう、おかしい。
”きっと”などと、どこかで、何かに対して期待を含むような思いを抱くのは、おかしいのだ。
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