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>>403
「わかったわかった、そんな目で見るなよ」
やれやれといった様子で下野の頬を抓る手を放した。

「相変わらず下野に甘いなーーー！慧」
森川は遠慮なくベットの上にどかっと腰を下ろした。

>>404
わき腹が痛い。ぶつけた背中もジンジンと痛む。
一之瀬が耳を塞いでくれたが真部の口の形で何を言われているかだいたい検討がついた。
罵倒はされなれている。親にだって何度罵声を浴びせさせられたか。

真部が怒っているのは自分のせいだ。真部を裏切ったのは俺だ。
「一之瀬」
耳を塞いでくれている一之瀬の手を外した。
「ありがとう一之瀬」
一言笑って、立ち上がり真部に向き直った。

「真部。悪いのは俺だから。ごめん」
「謝れば良いってもんじゃないだろ…。今の俺怒りでどうかしてるから」
これ以上怪我をしたくなければこの部屋を出ていけ、という風に扉を指さした。

「真部…」

>>405
「ははっ、俺変な人だからな！」
釣られるように笑った。

今は知らなくていい。今だけでも。
「もう少し様態が良くなったら一緒に散歩とかしたいな…」
他愛のない話をして、笑って。

>>406
「当然のことだよ、お前の頼みだし。朝比奈君きれいだし」
「東雲しつこい…」
朝比奈がすこし迷惑そうにつぶやく。

休み時間の終了を告げるチャイムが鳴った。
「あ、じゃあ俺帰るね！」そういって東雲は教室へ戻っていった。

（時間飛ばしていただいても大丈夫です！）