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>>438
あ、やるんだ…、冗談のつもりだったのだが余りにも素直に手を差し出す笹原に思わず苦笑した。

「ん。約束な、俺がいなくならないって」
差し出された手の小指に自分の小指を絡めた。

>>439（了解いたしました！）
あれからどれくらいの時間がたっただろうか。
みんなすっかりレポートに集中して無言でレポートを書き続けていた。
たまに下野が折れて2、3度森川からチョップをお見舞いされたが…。

「終わったあぁぁぁぁぁ————!!!」
声をあげてその場に倒れこんだのは下野だ。
俺頑張った…、と大げさに涙を流している。
「やればできるんじゃん。よし、俺も出来た。慧は??」
森川はぐっと伸びをした。

>>440
ふと何かの気配を感じた気がした。
放課後の学校は電気のついている教室も少なく、薄暗くて怖い。
「冗談はよしといてくれよ〜…」
恐怖から自然と足早に階段を下り、校舎を出た。

>>441
「ちょっ、佐和ぁ?」
喜びからか佐和が抱き着いてきた。
まぁ、普通に抱き着いてきただけならいいが、あれだ。抱き着き方がなんかやばい。可愛い。

変な気を起こしそうなのをごまかすように佐和を思いっきり抱き着き返し、頭をわっしゃわっしゃと撫でまわした。どこかの動物評論家のように。
「よーしよしよしっ!!!」

>>442
湊の口から吐き出された言葉に思考が止まる。
無理だ。そんなこと出来っこない。その願いは…訊けない。

「…湊、なんで?死にたいのか…?」