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次は姉の番だ。
姉はアイドル達の手を握って上擦った声を上げる。
「あっ、あのっ！いつも応援してます！！ＨＡＹＡＴＯくんもツバキくんも好きですッッッツ！！」
いっぱいいっぱいのようだった。
一通り想いを伝えた姉はほとんど放心状態で出口へと向かっていく。大丈夫か、あれ。

次は自分の番だ。
姉の事をなんだかんだ思っていたが生のアイドルを目の前にすると緊張した。
「あっの…、ええっと…これからも頑張って下さい…？」
自分はそのアイドルたちのファンであるわけでもないのでなんと言えばいいか分からなかった。
手を握り、顔を上げるとすぐ目の前にいつもテレビで見るあの顔が、…いやテレビで見るよりもずっと…
「かっこいい…」自然とことばがもれていた。


（分かります！！私も頑張って返さなきゃ！ってなりますよね！！長ったらしいのが苦手な方もいらっしゃるので…、那岐さんは大丈夫そうで良かったです(*'▽'*)）