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>>273
【次から、リヴィの開始文投下したいと思っておりますので、宜しくお願いします。】



【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ】

「……そんな事一々覚えてんの？おかしな奴。うん、してるしてる。一回鏡見て確かめた方がいいんじゃない？てか、やっぱりあんたと話してると調子狂うわ。だから、姿見かけても遠ざけてたのに。」

ポケットから手鏡を取り出し其を彼女に向かって投げつければ、辺り一面に広がる原っぱに身を投げるように寝転んだ。

「そうするさ。また、情報を流すような真似でもしたら俺の立場が危ないからな。……契約者じゃなくて元契約者な。其処んところ間違えないで欲しいね。てか、何でお前があいつの存在知ってるわけ。それに、あいつと契約してた事知ってるっておかしくねぇか。俺、お前に言った覚え無いんだけど。」

イザベラと契約していた事は確かだが「契約者」と聞いて「元契約者」だと、ムキになって彼女の言葉を否定するように言い返した。何故、其処まで自分でもムキなったのか分からないが若干腹がたったのだ。其を沈めようと目を閉じ彼女の話に耳を傾けていた悠人だったが、不意に疑問が頭を霞め口を徐に開いた。