二次なりきり掲示板

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.276 )
日時: 2018/01/09 17:32
名前: 紬 ◆CoSO4yshlQ (ID: jQHjVWGa)

>>275

【齋熾 悠人/城下町近くの原っぱ】

「ふーん、じゃあ無駄に記憶力がいいんだな。他の事にその記憶力使えばいいのに。いや、これは覚えてるんじゃなくてただ単に…やっぱり何でもない。俺としては、友好関係なんて築きたくないから避けるわけであって、そもそも友情なんて築けないと思うんだが。築いたとしても直ぐ、駄目になる予感しかしない」

口許に微笑を軽く浮かべれば、大袈裟に手を左右に大きく振り相手に抗議する。そもそも、目の前に居る相手と仲良くなるなんてもっての他。想像なんてできるはずもなく、どうせ何か違う目的が有ってその為に仲良くなりたいだけだろ、と自己完結をすれば相手から視線を外した。

「嗚呼、これ以上誤魔化しても無駄だって分かったからな。其だったら認めた方が楽じゃん。分からない振りをして隠すことが馬鹿らしくなったよ。へえ、オトモダチね。じゃあさ、オトモダチのあんたに聞くけど今でもあいつと会ったりしてるの?」

彼女が発した「オトモダチ」と言う言葉が引っ掛かり、イザベラにはそんな存在居ただろうかと考える。頭をフルに使い考えて見たものの其れらしき話をしたことや、会ったことが無いことに気づく。今更だが、結局はイザベラの事何にも知らないんだなと思えば自分に対する自嘲が溢れる。彼女の能力が何か気になったものの、流石に能力がどんなものか聞くのはどうかと思い聞こうとはしなかった。

***

【レヴィ/城下町】

「全く、雫は何処で油を売ってるのやら…毎度探す此方の身にもなって貰いたいものだねえ。」

行き交う人々の間を潜り抜ける様に歩くレヴィは、人を横目に溜め息を吐く。流石、一番大きい城下町と言うこともあり朝早いのにも関わらず賑わっていた。普段なら、足を止めて店のなかを回ったりするが、今はそんな時間は無いのでスルーする。目的の人物が居ないかくまなく辺りを見渡すが其れらしき姿を見つける事は出来ない。検討違い、と思い直せば歩いてきた道を引き返した。

「ブラブラするなら此処かと思ったけど、流石にこんなに混んでるところには朝から来ないか…」