二次なりきり掲示板

Re: 【戦闘・恋愛】solipsism【募集中/内容変更】 ( No.281 )
日時: 2018/01/09 22:16
名前: 月無 (ID: nLPrrFyW)

>>280

【水戸 雫/城下町近くの原っぱ】

「ええ、それはよく言われるわ。隠してないのよ?隠してるつもりは無いのだけれど、誰も気づいてくれないだけでね。……人間ですもの、失敗するのは仕方ないし、当然のことなんじゃないかしら。」

浮かべていた笑みに変化はなかったが、瞳の奥に見えた影がゆらりと揺れた気がした。ほんとに些細な反応だったので気づくか気づかないかは人によるだろう。相手の嫌味にもゆるりと笑みを浮かべるだけで済ませれば、こちらに近づいてきたので微かに首を傾げる。「どうかしたの」と、そう問いかける前に頬を引っ張られれば、くるりと目を丸くして。

「………ひひゃいわ。」

向けられた笑顔に一瞬息を止めるも、すぐに活動を再開させた脳内で指示を飛ばして言葉を紡ぐ。まずは離せ話はそれからだと、そう言いたげに相手の目を見れば、軽い力でぺちぺちと頬を引っ張る手を叩いて。


___________

【イザベラ/城下町】

「雫……オトモダチいないみたい、だしね?」

可愛いと言われても特に反応を示さず、淡々とそう言えば大通りを抜けて広場へと出てくる。若干人は少ないもののの数時間もすれば賑わいを見せるだろう。そこは素通りで路地裏に続く道を歩きながらも、相手からの問いに少しだけ考える素振りを見せて。

「雫に、聞いた。でも、聞いてなくてもわかった、はず。……天使は、悪魔を見つけるのが上手いから。」

ゆるり、浮かべた笑みには慈愛の欠片すらない。あるのは挑発的な、自虐的な、言葉では言い表せない何かだ。翼を出すことははばかられる為彼女が天使だという証拠はないが、それは目の前の男も同じなので特に気にしていなかった。