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「…よろしくお願いします。私は岩瀬日菜子です」
部屋に入ってきたリヒャルトと名乗る人は何となくだが良い人そうに思える。まだ警戒しながらも軽く自己紹介をして頭を下げる

「あの…、ここはどこなんですか？」
気になっていた事を不安そうに聞く。記憶は家に帰る途中までしかないから途中で倒れ気を失ったと推測はできる。
助けていただいたのに悪いですけど、明日も仕事があるのでもう帰らせてもらえませんかと自分の時計を見ながら言って