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シャッ

吹き飛ばした筈のゴルゴニアが今度は戌神の背後から現れ、今度は右手に黒い雷を纏わせ、勢いよく振るい、戌神をパワーと能力の二つを合わせて攻撃する・・・
ゴルゴニアはもともと、地獄の悪鬼だった頃から破壊を好む好戦的な性格であり、そのゴルゴニアの好戦欲が、ヴァルターに、与えられた悪意の血により遥かに引き上げられ、破壊を何よりも生き甲斐とし、退くことを知らぬ修羅に変えており、その事がゴルゴニアの憤怒と憎悪にたぎった形相から充分すぎるほど伝わって来る・・・