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「あわわわ……あの人がピンチだわーっどーしよ！あっそうだ！！」

ルミナスは頭が悪い故に、響が絶体絶命だと思い込み、掌の上に吸引力を持つ謎の球体を展開すると、再び周囲にあるものすべてを集め、集合体へと変える。
そして再び、死角から球体を投げつけた。
ドレッドはまた無駄なことを、と避けるまでもないかのように響の方を見ている。

「無駄なのは千も承知っ……！皆さん今のうちに攻撃を仕掛けるのですよーっ！！」

ルミナスは次々に集合体をつくりあげると、一瞬の隙もなくドレッドへ向けて放り投げる。

「それに物理がきかないのならっ……！「放出」力の集合体の大爆発っ！」

一つの集合体が謎の魔力につつまれ、一つの純粋な魔力の塊へと姿を変える。
ルミナスはそれを四つに分けると、四方からドレッドへ向けて投げつけた。
魔力の塊は対象に触れると同時に、大爆発を起こした。