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>>186

ゴルゴニア『・・・いいだろう。
そんなに惨たらしい死にかたをしたいのなら、その通りにしてくれよう。』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

ゴルゴニアが全身から黒い雷を解き放ち、戌神の魔力と瓦礫を瞬時に蒸発させて見せる。

黒雷を纏った一撃を受けても大したダメージを受けなかった事から、キルキスやドレッドの戦いの邪魔にならないように力を加減している今の状態では戌神に勝つ事は困難と判断したようで、自分の全身に黒雷を走らせ始める・・・・



ゴルゴニア『ぐおおおおおおおおお！！
ごおおおおおおおお・・・・！！』
ズズズズズズズズズズズズズズズズズ

ゴルゴニアが全身に力を回し始めると、只でさえ筋骨隆々だったゴルゴニアの体の筋肉が増大し、それと共に、ゴルゴニアの体長が10mにまで巨大化し、

更に全身から生えた無数の棘がまるで黒雷を纏った剣のように変異し、ゴルゴニアの目が四つに増え、頭部の二本の角は闘牛のように大きく曲がり、その圧倒的な力が肉体にまで作用し始めている。



バヂィッ
ゴルゴニア『・・・またせたな。
これが我の全力だ。
この姿を見せるのは帝国の者以外では貴様が始めてだ。』

完全なる異形へと変異し、あらゆるリミッターを解除して全力を出したゴルゴニアは、先程からは想像も出来ないほど強化されており、その力は戌神と同等レベルにまで増大している・・・・