ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

>>61
ぷーちぃ様
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『　た、多分理解はできたよ。…受け入れられるかは、また別問題だけど……　』
と俺の言葉にそう戸惑ったようにやっとの思いで返したという具合だった‥その言葉に少々心配はするが本人がそう言うなら理解したという事にした

理解は出来ても受け入れへんのか…本間にこの国はトーエに酷だと感じて

−−進むしかないんやな…帰すには、トーエは望んでない‥せやけど
と人は簡単に受け入れるほどの器量はないとは思っていた、だが受け入れたとトーエが口にしていたとしても考えてしまう…俺は良い回答が

君を安心させるほどの言葉は…言えへんし思いつかへん…嘘はつきたくは、ないんやと思っていると

『…あー、もう、そんな顔しないでよ。要はそのどこにあるかわからない心臓を見つければいいんでしょ？　確かに途方もなさそうな面倒くさい話だけどさ、だからってそんな暗い顔しなくてもいいって』
と不器用なりにトーエはそんな俺を見かねてそう口に言ってきた

そんなに暗いか自分と自分を慰めてくれているのにも関わらず、そんな事をトーエに問う前に

『　…ま、まあ、そういうことで、背負い込みすぎなくていいんだよあんたは。そもそも何がそんなに引っかかるの？　…あ、本当は私が好きで帰って欲しくないとか？　……な、なーんて！　うそ、うそだよ？　冗談だから、言ってみただけ！　』
とそんな言葉を言われて、…心配してくれとるんやとトーエの姿に、声に顔には出さないが嬉しく思うが

何や…トーエ自分で自滅しとるやんとその言葉を頭の中で繰り返し

ジャック「…せやな、トーエが好き‥かもしれへんわ、自分」
とトーエの自問自答に加担するように…いや、好きかどうか遠回しに聞かれたと思い、
口を開くと律儀なのかはたまた真面目なのか…どちらにしろ、ジャックはそう答えた

「…背負い込み過ぎやない、背負わなきゃならへんのや…何が引っ掛かる…か、何もかもや…な」
とそう口にして不意にトーエを見つめる、今更だがかなりトーエは真っ赤だ、多分余計に墓穴を掘ったんやなと思いながら

感謝の意味も込めて、トーエの額にキスをして

「…この話は仕舞や、さっさと食事せな…ノーズに怒られるで？」
とそう言って階段を下りていく、ジャックは笑っていた


【可愛らしいトーエをありがとうございます、トーエの調理は本文のお食事後にちょっと甘くしちゃいます←】