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>>107
　一瞬誰かと思った。

　霊夢は妖怪の山へ向かい、走って守矢神社へと向かう。確か話の中では早苗はお酒が飲めないから注げる役だった筈……！　そう思いながら、何時の間にか、守矢神社の鳥居の前に来ていた。
霊夢「早苗！　居る！？」
　突然の博麗の巫女の登場に東風谷早苗は驚愕していた。
早苗「ど、どうして貴方が！？」
霊夢「今それを話している場合では無いわ！　大幣を手に！」
　霊夢はそう言って、早苗に大幣を持たせた後、早苗の口臭を確認する、酒臭くない！　よし、それなら正常な判断が出来る！　と思い、走りながら伝える。
霊夢「えーと！　大まかに言えば、この幻想郷に変な感覚がするからあんたも手伝いなさい！」
早苗「やっぱり……そんな気がしていました、何だか厭な感覚がするなって思っていました……やはり『異変』……！」
　早苗はそう言って、目の色を変える。さぁ、さっさと博麗神社に戻らなければ、皆が待っている、これだけ居れば結構な戦力になる、そう思いながら二人の巫女は博麗神社へと向かう──