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紫
「……その昔、この幻想郷には最高神として龍神様が君臨していたのよ。
身動ぎ一つで世界を破壊する豪雨と津波を引き起こし、息一つで世界を再生させる風を引き起こし、全ての者達が崇める存在よ。」

紫
「人間の里の中央にある巨大な龍神様の像があるでしょう？」

紫はアビスについて説明する前の前提として、龍神の存在と、その破壊と再生の力について説明する。人間の里の中心にある巨大な龍神の石像があり、異変の時にはその像の両目が赤くなり天候を予知する力があるため、守矢神社や命蓮寺が参入した今でも、人々の心の拠り所として存在する龍神様の像についても話す。