二次なりきり掲示板

Re: 【文豪ストレイドッグス】異能力者の奇妙な日常2 ( No.603 )
日時: 2017/08/02 10:07
名前: 血染めの紅林檎 (ID: 1Nlxg6y3)

もう観光とかいいからずっとホテルに居たい………(旅行先でもインドア)


えぇー………未だ二日目なのにー……………(´‘ω'`)三日も要らんかったですね〜


ガキ二人が抱き締め合っているのを見て、まるで自分が親になったような微笑ましさを覚える。きっと自分と暮らしていたやく姉も同じ気持ちを抱いていたのだろう。
ザッザザ…ザザザザザ
突然、頭の中にノイズが響いた。黒マントの仕業かと其方を見たが、彼方も驚いているようだ。慌てて手を見ると時折掠れて床が透けて見えた。
あぁ。そうか。太宰は俺に心を開いてくれたんだんな。だから………もう終いなのか……。
いや、駄目だ。今戻ってしまっては此奴等を護る奴が居なくなっちまう。
黒マント達がガキ共の事は任せろと言う。信じて善いものか疑わずには居られないが、二人の顔は紛れも無く本気だ。真っ直ぐに俺の目を見つめる。敵だった筈の奴等を信じるなんて、とも思うが此奴等なら信じても良いような気がした。
ガキ共に近付き、二人纏めて抱き締めた。ガキの俺は止めろよ、と照れ隠しで声を上げる。太宰は未だ抱き締められる事に慣れないのか恥ずかしそうに俯いた。
「…中也、いいか。何があっても太宰を護れ。此奴の傍から離れんじゃねぇぞ。太宰。手前はなんでもいい。手前を此の世に繋ぎ止めるもんを見つけろ。手前の事を何より大切に思ってる奴が居るのを忘れんじゃねぇぞ」
ガキ共は素直にコクリと頷いた。其の瞳に強い光が宿っているのを確認して立ち上がり、黒マント達に向き直った。
「此奴等の事、頼んだ。多分二三日後に赤髪の着物姿の女性が来る。其の人に二人を引き渡してくれ。其れで本来の流れに沿う筈だ。……あと、手前等の仲間に神永って奴がいると思うんだが、其奴に直ぐに組織を抜けるよう伝えてくんねぇか」
伝えたい事を言い終えると見計らった様に視界が光で満ちた。堪らず瞼を閉じた。
………そう云えば、太宰と俺友達になってたけど此の変化って未来の世界に反映されんのか?如何しよう……向こう戻ったら太宰が恋人から只の友達になってたら…………