二次なりきり掲示板

Re: 【艦これ】『深海棲艦と鎮守府』 ( No.12 )
日時: 2017/08/26 08:15
名前: 007007 (ID: qD0oxfww)

「元帥殿!。何故奴なのですか!?。獄中の犯罪者である奴なんかに託したのですか!?」

大本営から聞こえてきた怒号は元帥の前でなり響いた。元帥とその他の大将が顔を難しくしながら、一般海兵達や陸軍部隊の長達までもが彼らの前に現れたのだ。納得の行くはずのない今の現状が故に、獄房の犯罪者に機能停止状態の鎮守府を任せたのだ。勿論批判は殺到している。
「今の状況は反比を返され、深海棲艦の勢力が肥大化している一方、我々の鎮守府は彼処だけしか救いは無いと言うのに!。」
「元帥殿。大将である我々達も未だに納得に苦味を噛み締めています。何故、彼奴を新しい海兵としてそこに着任せざるを得なくなったのか。お聞かせください」
「………………」

反対側が元帥に問い質す一方で、白い髭を生やしながら堂々と腕を組み、冷静に目を瞑っている。まるでこの状況を理解しているかのように実に冷静さを保っていた。故に元帥から吐き出した一言で海軍と陸軍の望みはあの鎮守府に期待を寄せる他無かった。



「………人の扱い方を一番知っているのは、奴だからだ」



六道空悟

「……………何じゃここは」

その男は、大型のトラックから現れて、荷物と軍刀を担ぎ、退廃したかの様な鎮守府を眺めていた。極めて最悪な廃墟だと言うのが、理解できた。これだったら獄房の方がまだマシに見えてきたのも嘘ではない。彼は顔を引き攣らせながら、彼の頭に乗っている妖精達に問う。

「確認なんだけど、本気で此処なの?」
妖精達は首を縦に振り続ける。それを見た空悟は頭を掻きながら、大変な事になりそうだなと如何せん覚悟を決める形で鎮守府に入った。
だが入ったは良いものの、中も滅茶苦茶になっている。良くこれで少しでも動けると言えるのが、理解に苦しむ。そんな中で彼は鎮守府を見回る。

「………後で改良する余地がありそうだ……な………」
そう他愛も無い独り言を呟いていた時に俺は目にする。右側の廊下を向くと、そこには帽子を被った少女が鎮守府の廊下床で倒れているのだ。それに俺は駆け寄り少女の身体を起こした。

「………やばい状態だな。入渠は……まぁそんなのがあればこんな所に倒れてなんていねぇか……おい妖精!。工廠に案内しろ!。応急処置ぐらいやらせる器具はのこってるだろ」
その呼び声に妖精達は反応し、すぐ様空悟の頭から降りて床を走っていく。


(ここまで最悪な状況下に置かれてなお機能しているのは、もう一人いるからなのか?……後で散策はしよう)


【すみません!。変な文構成になってしまいました……。】