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- Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.192 )
- 日時: 2017/09/01 14:24
- 名前: 007 (ID: qD0oxfww)
霰
「………そうだね。司令官は、霰達を置いて行く人じゃないから」
霰は墓の方へと歩き、近い距離で座り込む。8年前の悲劇の生活をしたいと思う気持ちは霰にもあるらしく、初代提督との思い過ごした時間を忘れてはいなかった。自由な霰を叱りながらも怒る事が無かった本当の司令官。
そんな優しい司令官に、霰は気に入っていた。皆、彼を頼りにしていた。そうして霰も司令官の虜になってしまったのも覚えている。
悲しく、決して拭わない記憶。忘れようとしても、忘れてはいけないと拒む記憶。そんな悲劇は、霰も忘れてはいなかった。
霰
「司令官が来れば、また私達を導いてくれる。また8年前みたいに戻ってくる。そう霰も…………思ってた」
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