二次なりきり掲示板

Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.55 )
日時: 2017/08/27 19:13
名前: 007 (ID: MgJEupO.)

六道提督

「………俺はとある刑務所の獄房で静かに過ごしていた時期だった。その時は捕まる前から生気が失われ、生きる意味さえも見い出せないままでいたし脱獄なぞにも考えもしなかった。勿論、身内なぞいないし俺の名が世に知れ渡ってもいないせいか、対談する奴なんて一人もいなかった。獄房は囚人の中でもかなりの極悪でしか入れない。血塗れの俺は鎖に掛けられ、中には拷問器具さえもゴロゴロ転がっていた所でじっと座り込んでいた。

そんな獄中の中で一人の海軍士官が檻前に立っていた。血生臭い獄房の中でそいつは俺に笑顔を見せていた。白服に身を包んでいた俺より若い青年だったが、俺よりも人間らしい純粋な奴だったよ。

そんで、俺が「お前みたいな海軍士官がなんで殺戮兵器である俺の前に立っているんだ」っと聞いた時に奴は「貴方に三つ頼みたいことがあります」って堂々と三本指を立てて言ったんだ。今思えば何の経緯もなく良く俺に指図出来たもんだって思うが。

………その海軍士官が言った三つの頼みっつーのが、先ず一つ目は「お友達になって下さい」だった。そんときは俺も呆気を取られ唖然と奴を見るしかなかったよ。二つ目は「海軍士官になりませんか?」だった。日本の海軍は宗教勧誘かなんかかとあの時な偉く笑ったよ………」

俺はペラペラと手を動かしながら喋っていく。動力装置の修理は良好で、良いペースで進んでいた。