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- Re: 【艦これ】『最果ての鎮守府』 ( No.84 )
- 日時: 2017/08/29 07:12
- 名前: 007 (ID: qD0oxfww)
六道提督
「そうだな……独り身だった時、俺は食材はあれど作る知識がなかった。教えてくれる人がいた訳でもないし、料理本は大抵は見ない男でな。だから、料理店やレストランの料理人を目で観察していた。その目だけで料理人の作る動作、調理法、食材の使い分け等を遠目で見て、実践した。そんな事を繰り返す度に、いつのまにか自分で調理が出来るまでに至っていた。って訳だ。つまりは独学だ」
俺は隣のテーブルに腰をかけ、腕を組んで叢雲の問いを返した。小さい頃から自然調和を心掛けていた俺だから、戦いの際だけでなく、生活までも自分の手を頼りに生きていた。なんてのを繰り返すから、この哀れな肉体にもなってしまったのも事実だがね。
霰
「観察眼とは良く言ったもんですね。一目で見て分かる人なんてそうそういません」
霰はジト目でその話を盗み聞くように水を飲む。
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