月無様健吾「ん……」名前を呼ばれることがこんなにも嬉しいのかと思い頬を緩めてしまう。だが、有栖の名前は小っ恥ずかしくてなかなか呼べない。昨日1度呼んだがとても嬉しそうだったな。來様聖「…私はこの森に住んでいるんです。」暫く話し続けていた彼女からの唐突な質問に驚きながらも答える。妖怪だから誰も近付かないこの森にしか居場所がないのだ。他にも妖怪はいるみたいだが会ったことはなく、気配しか感じない。
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