二次なりきり掲示板

Re: 【オリジナル】背負うは世界、対するは異人【募集中】 ( No.11 )
日時: 2017/11/06 07:20
名前: 華火 (ID: KG6j5ysh)
参照: http://私はだいたい短文中文の間を行き来することになると思います

【それではお待たせいたしました。
此処より物語を始めさせていただきます。
ルールの付け足しになってしまって申し訳ないのですが、也では誰の視点のものかを、どこかに記入していただけると助かります。
よろしくお願いします。】


【神のうちの一つ、トロワ】

よーいどんっ

そんな底抜けに明るく、なんでもない言葉からこの日々が始まって、もう一月程が経とうとしている。その間あたしたちは誕生してから初めて、心から"楽しい"という感情を覚えていた。考えに考えて作った世界が崩れていくことの愉しさと言ったら。
「……ふふ、ほんとイチには感謝が必要よねぇ 」
そう呟きながらアタシは──トロワは、現在進行形で潰れていく世界を、空から穏やかに見下げていた。あぁ、この空を作れと言ったのは誰だったかしらねぇ。残念ながら思い出せないけれど、一つ分かるのはその子の世界はもう消え去って一片たりとも残っていない、ということだ。可哀想な愛し子の一人。貴方のことは、まぁアタシたちの誰かが覚えているんじゃないかしらね。
「あ、消えた」
そうして本日も、一つの世界の消滅に、一つ世界の存続に、そっと賞賛の拍手を送るのだ。





クヴァル「なんだか……まえより減ったぁー?」
自分の空間で目覚めて、なんだかとっても退屈だったから誰かに遊んでほしいなって外に出てきたんだけれど。あれあれあれあれ、なんだか前より誰とも遭遇しないなぁ。
「………なんでだろぉ……?」
確かこの世界からは、出られないんだよねぇ。なのになんで減っちゃうのかなぁ、説明の途中で眠たくなっちゃったからなにか知らないのかな。なんて珍しくちゃんた考えながらふわふわぷかぷか進んでいく。足元で行われている赤色溢れる戦闘などは、視界にすら入れないまま。