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>>142

【よろしくお願い致します(*´ω｀*)】

念願叶ってオルトロスに所属できたが存外あの男を探すのは骨が折れる。死刑囚が生きているとすればここ以外あり得ない筈なのに情報を得ることすら上手くいかない。
苛立ちと焦り中、幹部の護衛の任務がやってきた。予定していた部隊が先の任務で一人を残して全滅したらしい。
またとないチャンスだ。幹部に気に入られる事が出来ればより調べやすくなるはずだ。
申し訳ないけれど、部隊が全滅してくれたおかげね。あのスコルさんにも近付けるなんてツイてる。
幹部よりスコルさんの方がオルトロス内を熟知していそうだもの、きっと信頼してくれたらことが簡単に有利に動いていくに違いないわ。
自然と笑みが深まる。嗚呼、頑張って他より使えると思ってもらわなければ。

「失礼致します。入室してもよろしいでしょうか？」

軽く息を整え、スコルさんが待つという部屋のドアをノックし返答を待つ。