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>>170
ロープを伝い、降下するとザザッと一瞬砂嵐の様な音が聞こえイシスの安堵したような声が聞こえる

イシス「皆様の生体反応を確認しました。…博士は研究所内の二階にある自分の研究室に居ます。職員用エレベーターを使って下に降りてください」


>>171
スコル「…！」
『実績を上げれば教えて貰えるのか』と藁にもすがるかの様に自分に問う彼女を見て少し動揺する

スコル「分かった…任務で何回か同じチームを組んだことがある。…今は生きているかどうか知らん。」

観念をした様に、口から嘘を吐く。少しの罪悪感が彼を蝕んだ
脳裏に『リゼルグ』の生前の姿が頭をよぎる。…口を開けば過去の犯罪自慢ばかりをするか、自分を棚に上げ他人を蔑むだけの愚かな小者だった
あの任務の時も確か『ある姉妹の片割れを慰み物にしてやった』と自慢げに話していた。…最も、周りの反応は冷ややかな物だったのだが