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【遥雷様、ロマニを忘れてて申し訳ありません!ごめんなさい!】


「……」

　目の前に置かれたクッキーと、見た事の無い飲み物をじっと見つめる。自分のカップに視線を向ける無銘を一瞬だけ見てクッキーと飲み物に視線を戻すと、そっとカップを手に取り、一口飲んだ。

　素直に、驚いた。

　少し驚いた表情と、明らかに明るくなった瞳。自分でも変化に気付いた。何年生きたかはもう覚えていないが、世の中にこんなに美味しい物があった事に軽く衝撃を受ける。

「なぁ……これは、何て言う物なんだ?」

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　ベッドに倒れ込み、仰向けになる。ふいに恋歌の顔が脳内に浮かび、顔に手を当てながら溜め息をついた。

「そこまでして心配してくれるなんて……やっぱり、優しいんだな」

　ふふっと少しだけ微笑み、目を閉じる。そこまでしてくれなくても良いのにという程に心配してくれる恋歌。本当は恋歌に影響が出てしまうのを心配している。彼女まで寝不足になったら大変だ。それでも、自分を心配してくれるという事が嬉しかった。
　そんな事を考えている内に、あっという間に眠ってしまった。



【ロマニ達の所は、次で日付変更しますか?】