二次なりきり掲示板

Re: 【Fate】語られない話の一つ【募集中】 ( No.95 )
日時: 2019/02/14 15:40
名前: 遥雷 (ID: qsIQOkd3)

>>89

「ふむ……あまりにも変化が激しいようなら、ドクターに見せてみることをオススメするよ」

相手の纏う空気の変化に、敢えて気づかぬ振りをして提案の言葉を口にする。事実の中に交じった微かな嘘に気づけるぐらいには成長したのだ。そしてそれが、追求していいものかどうかを判断する能力だって身につけた。だからこそ何も言わず、小さく笑えばカップの中の残りを全て飲み干して。

「もし他に気になることがあれば、遠慮なく声をかけてくれ。私に解決できることかどうかは分からないがな」

___________

「……はい、ドクターがいいのでしたら」

嘘をついていることに少し後ろめたくなりながら、けれどそんなこと直ぐに頭の片隅へと追いやって微笑みを返す。眠たくないのか、寝れないのか、その辺はだんだんと分からなくなってきたけどなんとかなるだろう。あまりにも寝られなかったら、夢物語でもマーリンに話してもらえばいいのだし。

>>90

「あー……こりゃまた厄介だ」

自身の愛槍を構えつつ、現れた魔獣に向かって鋭い視線を向ける。纏う気配と、匂いと、瞳の奥に光る色からして、多分この辺りの魔獣を引き連れている親玉だろう。それぐらいは直ぐに判断できるものだ。

こいつを倒せば暫くは平穏だろうと直感で思う。とはいえ、理性と思考回路がしっかりしているようなので、少しばかり骨が折れそうだ。もちろん倒せないわけではないが。

「どーするよ。マスター呼んでくるか?」


ゆらりと感じ取った空気の変化に、ロビンに気づかれぬよう指を軽く振って術式を編む。簡易的な加護のようなものだがないよりはマシであろう。それを後ろからついてくる可愛い来訪者の周りに展開されれば、何もしてない風を装って軽く目を細めた。

「(あの二人なら大丈夫ね。それよりも、まずは、)」

監視するような視線に気付かぬ振りをしつつ、同時に編んでいた偵察用の魔術を広げる。離れた場所にサーヴァントの気配を察知。三人は来訪者のサーヴァント、もう一人は敵か味方か分からぬ野良サーヴァントであろう。

「アーチャー、先に行ってマシュと合流してちょうだい」