二次なりきり掲示板

Re: 【Fate】語られない話の一つ【募集中】 ( No.96 )
日時: 2019/02/14 19:42
名前: ユーニアス ◆EBbjDd75mY (ID: 0inH87yX)

>>96


バジリスク「まさか。マスターの手を煩わせる様な事はしないよ」

 青い槍兵を見てにこりと笑うと、こちらを睨んで唸る魔獣に目を向ける。
 正直に言ってしまえば、内心焦っている。
 相手は恐らく魔獣の親玉。そうでなかったら気付くのがあそこまでギリギリにならなかった。気配を潜めるだけの技量を持ち、蛇の王や青い槍兵に劣るが素早い。さらに自分は呆れる程に耐久力が低い。
 闘うなら、無傷か負傷してもかすり傷で終わらせる必要がある。

バジリスク「コイツがマスター達に近付く前に……倒すさ」

 そう言って赤い細剣を構えた。




ロビン「マシュと?そりゃあ一体何で……」

 二人の所に向かわせれば良いのではと言おうとした所で言葉を中断させる。
 何かに気付いたのだろう。彼女の唐突な指令が何を意味するのか、召喚されて月日が経った今だから分かる。何に気付いたかまでは言わないが、察した様に笑みを見せる。

ロビン「……りょーかい。任せて下さいよ、と」

 そう言ってカナリアを支える腕をそっと離すと、マシュがいる方向へと駆け出した。『顔の無い王』を発動させて姿を消せば、家の屋根を軽々と飛び移り、駆け抜ける。