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【>>95
　誠に遅くなってしまい、申し訳ありません!せっかくご返信を下さったのに、すぐに来れなかった自分が情けないです……
　質問ですが、ジェードとロマニの世界線は一緒でしょうか?時間の違いとかあったから別だとは思いますが……】


「……そう、だな。ありがとう」

　何故か急に苦しくなって、言葉が詰まってしまった。これはきっと、罪悪感だろう。今まで偽る事に躊躇いなんて無かったのに。残ったカフェオレを最後まで飲み干すと、静かにテーブルに置く。

「気になる事……最近、悪夢を見る事だろうか。
　英霊に睡眠は必要無い筈だが、あり得ない事に時々睡魔に襲われる。それで眠れば、映るのは悪夢ばかりだ。生前の夢……過去の記憶だと思うんだ」

　罪の無い希望ある命を、無惨に血に染めた過去を。人間に憎まれ、銃で撃たれた、許される事の無い過去を。
　解決出来ない事でも、誰かに言っておきたかった。
　それが、真名を明かす事に繋がっても。

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「良かった。じゃあ、入って。座って待っててくれるかい?」

　笑顔で言うなり、いそいそと向きを変えてテーブルに向かう。テーブルに置いてあった未開封のマカロンの箱を手に取ると、箱を開けてテーブルに置く。小さな皿を取り出して、マカロンを二・三個置く。カラフルで可愛らしい菓子は、気に入ってくれるだろうか。そんな事を思いながら、カップを取り出して恋歌を見る。

「あぁ、何か飲みたい物とかある?」


【文字数の差……(泣)
　ジェードの真名看破は伏線ですね……】