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>>12

【スレ開始、おめでとうございます！早速絡ませて頂きますねー。】

あれだけ主に注意されようと、懲りずに今日もまた真夜中の街をひとりでに歩く自分はどうやら懲りてはいないらしい。主が居ないことを良いことに勝手に抜け出しては、何をすることもなく街を徘徊している様子はまるで不審者である。

しかし当の本人はそんな事も気にする様子は無いのでこの癖は直ることは無いのだろう。さて、これからどうしようかなどと首を傾げながら歩いていると数メートル先から此方に向かって歩いてくる影を二人分捉える。迂回しようか、などと思ったものの、それこそ怪しい人に見えかねないので仕方なくフードを深く被れば二人の横を通り抜けようとした。

「(…あれは確か…)」

フードの隙間から相手を捉え、確認すれば見たこと有るような面影に足を止める。止まったからとは言え、此方から声を掛ける訳でもなく、何処で見たことあるのかということについて思考を費やしていた。