二次なりきり掲示板

Re: fate&ALL:異界英霊記(大募集中) ( No.13 )
日時: 2019/01/22 23:55
名前: ユーニアス ◆EBbjDd75mY (ID: zi/NirI0)

>>12


 最後尾を飛んでいたワイバーンに起きた出来事に、「おや」と言葉を漏らしながらも視線を向ける。突っ込んできたワイバーンはバリアに弾かれ後ろの空中に投げ出される。抵抗する一体のワイバーンの先に、枷を付けた女性……クリミナルの姿が見えた。彼女の言葉に、爽やかな笑みを浮かべる。

オンルッカー「必要か不必要だったかは、重要じゃない。ただ、来てくれて嬉しいよ」

 純粋に気持ちを述べると、バリアを解く。ここぞとばかりに突っ込んできたワイバーンに怯むことなく、白い杖を軽く両手で持ち、横に薙ぐかの様に構える。白い杖は枝の様に開くと瞬く間に姿を変え、鋭く尖った大鎌に変化する。そして杖だった大鎌で、ワイバーンの首を滑るように裂いた。
 シュン、と大鎌の振るう音だけ。ワイバーンに傷は無く、血も出ていない。それなのにも関わらず、ワイバーンはオンルッカーの上空を通過し、すぐ後ろで地面に落ちた。事切れたのだ。傷も無く、痛みも無く。

オンルッカー「……神を嫌い、命を守ろうとしたかつての僕らしい慈悲さ。生前と違うのは、優しく深い、死という慈悲って所かな?」

 オンルッカーがにこりと微笑み、他のワイバーンが少しだけ恐れ、距離を取る。彼は、ずっと笑顔を向けていた。