ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

>>15

「……やはり、マスターが居てくれないとやりずらいですね」

傍観者という言葉を聞いてゆったりと目を細める。残念ながらクリミナルも似たようなもの、否自分の意思で行動することを今は罪だと認識しているのだ。だから目の前の傍観者と二人というのは些かやりにくいと認識して。

「……お帰りなさい。あまり、オイタをしてはいけませんよ」

鎖の拘束を外し、唸るワイバーンの一体に近づけば頭を撫でる。どうしたいのかと言う問には答えない。そこに自分の意思はないのと同じだ。今のこの行動も、ワイバーンにかけた言葉も、クリミナルの意思かと言われれば彼女は首を横に振るだろう。
自由になったワイバーンは先に行った仲間を追いかけるように飛んでいく。それを見届けて鎖を消せば、短剣を元の位置になおしてからそっと息を吐き出して。


【かしこまりました、キャラやりたいなって思った時にお声かけさせていただきます】