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>>17

【はい、かしこまりました。それまでは現在のキャラで話を進めましょう】


オンルッカー「……君らしい行い、と言ったら良いのかな?」

　首を少し傾げて言うと、クリミナルの近くまで歩み寄る。歩むというより、浮遊してと言う方が正しいのだが。側まで来ると歩みを止め、辺りを見渡した。

オンルッカー「……そっか。君のマスターは近くに居ないのか。声を掛けようと思ってたんだけどなぁ……
　　　　　　　じゃあ、どうする?君はマスターの所に戻るのかい?」

　にこりと微笑みながら、再び首を傾げる。謎に満ちた……いや、謎で自分を隠した傍観者にとって、他人のこれからの行動に口を出す必要がない筈。それでも彼は、今目の前にいる者に声を掛ける。傍観者は、眺めているだけと言うものを嫌うのだから。
　太陽に照らされて、金色の刺繍がキラリと輝く。心の中でとある子供のサーヴァントの事を考えつつ、これから何をしようかと思考を巡らせる。